インフルエンザ迅速診断キットの技術革新 2019.12.01健康診断, 内科, 呼吸器内科, 循環器内科 Tweet 専用シートにかんだ鼻水で検査可能 37.5度以上の発熱が現れてから、3時間で検査可能 今年も12月に入り、暖房に頼りたくなる季節を迎えました。 先日9月26日に、東京都福祉保健局からインフルエンザ流行宣言がなされました。肌感としての流行はまだ先のようですが、毎年乾燥が進む年末年始ころから爆発的に感染がすすみます。 インフルエンザの診断そのものは、必ずしも検査は必要ありません。 症状、流行時期、発症者との接触などの要点を押さえれば検査をせずとも診断は可能なのです。一般的な風邪よりも症状は強く、有症状期間も長いですが、基本的にはしっかりと自然治癒する良性疾患です。外出を控え、しっかりと療養するのが一番です。 検査ひとつとってみても、ただでさえ辛い時にウイルスで傷んだ鼻粘膜を綿棒でこするのですから、検査はやっぱり苦痛ですね。 さて、最近の検査技術の向上により、発症後3時間以降の鼻かみ液でも検査が可能となりました。 鼻に綿棒をぐりぐりすることなく、専用のシートに鼻水をかんで頂ければ、従来の検査と同等以上の性能で迅速診断が可能です。 また、発症後3時間経っていれば最高陽性一致率(97.2%)での検査となりますので、「早すぎたので翌日もう1回」のような展開は今後ほとんどなくなるでしょう。 当院では、鼻水をかむことができる方には鼻かみ液での検査をご案内しています。 参考文献 池松秀之 ほか:医学と薬学,76(9),1293-1301,2019 2019.12.01インフルエンザ迅速診断キットの技術革新最近の検査技術の向上により、発症後3時間以降の鼻かみ液でも検査が可能となりました。鼻に綿棒をぐりぐりすることなく、専用のシートに鼻水をかんで頂ければ、従来の検査と同等以上の性能で迅速診断が可能です。… 健康診断, 内科, 呼吸器内科, 循環器内科 インフルエンザ, ワクチン, 予防接種, 診断キット, 風邪 内臓脂肪を減少させるGLP-1作動薬 新型コロナウイルスIgG抗体検査 関連記事一覧 エコードック・健診のご案内 新型コロナウイルスIgG抗体検査 Tweet