その腹痛・下痢、市販薬ですませて大丈夫ですか?

腹痛・下痢を軽く見ないで!エコー検査で正しい診断を

腹痛や下痢はよくある症状ですが、放置すると悪化する病気が隠れていることもあります。
単なる胃腸炎と思い込んで適切な治療を受けず、実は重大な疾患だったケースも少なくありません。
当院では、腹痛・下痢の原因を迅速に診断するために、超音波(エコー)検査を活用しています。
エコー検査は痛みがなく、被ばくの心配もなく、短時間で診断が可能です。
「ただの腹痛」と思っていたら、実は違う病気だった…そんなリスクを防ぐためにも、正確な診断を受けましょう。

腹痛・下痢の原因

「腹痛=胃腸炎」と決めつけるのは危険です。実は、さまざまな病気が原因となることがあります。

  1. 細菌性腸炎:サルモネラ菌やO157などが腸に感染し、発熱・下痢・血便を伴う激しい腹痛を引き起こす。
  2. ウイルス性腸炎:ノロウイルス・ロタウイルスが原因で、強い嘔吐・下痢・発熱を伴い、感染力が強い。
  3. 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病):免疫異常による慢性的な腸の炎症。長引く腹痛・血便・体重減少が特徴。
  4. 急性虫垂炎(盲腸):「軽い腹痛」から徐々に悪化する痛みが特徴。放置すると腹膜炎のリスクがあるため早期診断が重要。
  5. 憩室炎:腸の壁にできた袋状の「憩室」が炎症を起こす。便秘がちな人や高齢者に多く、腹痛の原因となる。

適切な診断のためにも、症状が続く場合はエコー検査を受けることをおすすめします。

腹痛・下痢の診断にエコーが有効な理由

腹痛の診断には、迅速で負担の少ない検査が重要です。
CTや内視鏡も精密な診断ができますが、被ばくのリスクや長時間の待ち時間が問題になることもあります。そこで有効なのが、超音波(エコー)検査です。

検査時間は10分程度、その場で結果がわかる
痛みなし・被ばくなし、身体への負担が少ない
「様子見でOK」か「すぐ治療が必要」かをその場で判断できる

エコーで腸炎や他の疾患がどう見える?

・腸炎 → 腸の壁が厚くなっている、腸の動きが低下
・虫垂炎(盲腸) → 炎症を起こした虫垂が腫れている
・憩室炎 → 腸の壁にポコッと袋状の構造があり、周囲に炎症が広がっている
・腸閉塞 → 腸の中にガスや液体が異常にたまっている

超音波検査をすることで、腹痛の原因をその場で特定でき、適切な治療につなげることができます。

「お薬を出します」で済ませて大丈夫?

「胃腸炎ですね、お薬を出します。」— 一見、手軽で楽に聞こえますが、それが本当に正しい診断でしょうか?

実際に起こり得るケース
× 盲腸を胃腸炎と勘違いし、放置 → 炎症が悪化し緊急手術に
× 重い腸炎なのに自己判断で様子見 → 脱水が進み点滴が必要に
× 本当は潰瘍性大腸炎なのに、適切な治療を受けず症状が長期化

エコー検査で防げること
不要な検査や被ばくのリスクを回避
正確な診断で、必要な治療を素早く開始
「様子見でOK」か「至急救急外来に受診すべきか」を即判断

腹痛・下痢は自己判断せず、エコーで診断を!

腹痛や下痢を軽く見ていると、思わぬ病気が隠れていることもあります。
自己判断で市販薬を飲んで済ませるのではなく、正確な診断を受けることが大切です。
当院では、エコー検査を予約なしで即日対応しています。
「この腹痛、大丈夫かな?」と思ったら、お気軽にご相談ください!

エコーセンター 酒井健行

当院ではLINEチャットでエコー診断の予約サポートを行っています。ご希望の方はご利用下さい。

錦糸町内科ハートクリニック
〒130-0022 東京都墨田区江東橋4-27-14 PARCO 7F
内科・循環器内科・糖尿病内科・呼吸器内科